レイヴン

 漫画では第一話、アニメでは12話から登場のライバルキャラ、レイヴンについて。

 このコーナーに登場するのにけっこう時間がかかったが、実際にこのキャラクターが生まれたのは、作品について構想を練り初めてすぐである。というか、主人公とほぼ同時に生まれたと言っても過言ではないのだ。

レイヴン初期スケッチ。顔の入れ墨の形がちょっと違うが、全体のイメージは決定稿と変わらない。

 ライバルというのは、基本的に主人公の対極に位置する存在である。ということは必然的に、主人公の造形が決定した時点で、ライバルの形もほとんど決定するわけである。
主人公のバンがすんなりと生まれてくれたのと同様、このレイヴンもまた、実にあっさりとできあがってくれたキャラクターなのだ。

 まず、主人公の髪が爆発系だから、ライバルはアヤナ・・もとい広末風の内ハネ系。バンの服が白を基調にゆったりした造形なので、レイヴンは黒くてタイトなスーツになった。
性格は無口で陰気、自閉的で、孤独。
とまあこんな具合である。
##ちなみに顔の入れ墨の形は、投げかけられたものを跳ね返すイメージ。他人の言葉や好意、もちろん敵意も受け付けない孤独な少年を象徴してみたつもりだ。##

 ただ、一つ気をつけなければいけないのは、ライバルというものが主人公の鏡像である以上、全てが違うのではなく、根底の部分では共通するものを持っていなければならないと言うことである。
野球漫画の主人公のライバルは、やっぱり野球選手でなければ成立しないことを考えていただければ分かると思う。
レイヴンとバンの大きな共通点は、もちろんゾイドに乗ると言うこと。
それ以外にも、実はこの二人は大きく共通する根っこを持っているのだが、それは今後の物語の中で段階を追って明かされていく予定である。

(99年12月)

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