村と彩り

 第二話になって、バンの住んでいるに舞台が移り、この世界の人々がどんな生活をしているのかがなんとなく垣間見えはじめる。
 この村は、共和国領の辺境に点在する田舎村のひとつという設定で、この星に住む人間全てがこういう牧歌的な生活を営んでるわけではないことを、ちょっと断っておきたい。物語は辺境から始まって、やがてだんだんと都会に向かっていく(予定)、というのが漫画とアニメに共通する流れである。


上に揚げたのが、準備段階で上山の考えた共和国側の一般市民・・というか農民のイメージである。
割とおしゃれっぽい感じである(と思う)。
よくファンタジーっぽい設定の映画などでは、まるで麻袋をかぶったようなセピア一色の服を着た農民たちが登場するのだが、それはぜひとも避けたかったのだ。
人間、そんな地味な服ばかりでは気が滅入ってしょうがない。実際、「服を着ない民族はあっても、装わない民族はいない」と言われるくらい、人間の生活に彩りというものは欠かせないものなのだ。 たとえ生活は楽でなくとも、必ずそれなりのおしゃれというものを、人々は楽しんでいるはずなのだ。
 というようなことを、大会議後のミーティングで、監督にはお願いしておいたのである。第二話を見る限り、この願いはおおむね聞き届けてもらえたようで、一安心、てゆうか、どうもありがとうございます
もっとも、こんな事俺が言わなくても、子供向けのテレビ番組なのだから、画面に色彩を配置するのは当然なのかも知れないが・・・。

 余談かも知れないが、盗賊団(ちなみに彼らに関しては完全にアニメオリジナルで、上山はキャラ原案を起こしてはいない)の名前が「デザルト・アルコバレーノ」となっている。これはイタリア語で「砂漠の虹」という意味。メンバーの名前も全てイタリア語でを表している。ひょっとしたらこれらのネーミングも、彩りをつけて欲しいというこちらからの要求から生まれたものかも知れない。・・のだが、実際どうなんでしょう?

(99年10月)

続く            戻る
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