アーバイン

 話はやや前後するが、ゾイド大会議の時点で上山が提示していたキャラクターの原案は、もちろん主役三人(性格には二人と一体)だけではない。
主人公とパーティを組んで旅をする準主役キャラや、ライバル、共和国・帝国それぞれの重要キャラなども何人か提示されていた。
その中の、最初期にすでにその姿を見せていた一人が、盗賊・アーバインである。

 なんでよりによって盗賊なのか?これは、もちろん主人公を盗賊の仲間にするためではない。
 バンは、イナカモノである。
村人全員顔見知り、と言う環境の中でまっすぐに育ってきた天然野郎だ。
そんな主人公に、世間の厳しさや汚さと言うものを教える兄貴分(もしくは先輩)として、世間の裏側というものをイヤと言うほど味わってきたであろう悪党キャラが欲しかったのである。

 そんなイメージで描かれた最初のスケッチがこれ。
眼帯にバンダナ、タンクトップという出で立ちがいかにも山賊風である。
 最初の案では左目は義眼で、それを隠すために眼帯をつけているというものだったが、テレビアニメでは差別的な表現だと受け取られる可能性があることを考慮して、現在のようなスコープになっている。
 漫画の方でも、やはりただの眼帯ではないのだが、じゃあなんであるかというのはまだ秘密である。

(99年10月)

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