軍人二人

 ゾイドが兵器である以上、避けては通れないファクタ−が戦争、そして軍隊である。
そんなわけで、大会議の時点で提出していたキャラクターには、帝国群・共和国軍それぞれを象徴するような軍人二人が含まれていた。
ロブ・ハーマン大尉と、カール・リヒテン・シュバルツ少佐である。

まずはハーマン大尉。イメージはズバリ「ヤンキー」
といっても不良少年のことではなく、男気のある若いアメリカ兵、ということである。
 この大尉、本来ならもっと上の階級で、作戦本部でふんぞり返って命令を出していても良いような立場の人(詳しいことはいずれ劇中で語られる予定)なのだが、自ら望んで大尉にとどまり、最前線で兵士の士気を鼓舞する、そんな男である。
物的には決して優位とは言えない共和国軍に必要な士官は、おそらくこんなタイプの男ではないか、と考えて創ったキャラクターである。

 帝国軍を代表するのが、シュバルツ少佐。
イメージは、もちろん第二次大戦時のドイツ軍人
士官学校をトップで卒業した、生粋のエリート軍人・・といった感じだ。
任務の遂行のためには命を捨てることも当然と考える、超のつく真面目軍人である。
こういうヤツがたまにふっと人間的な部分をかいま見せたりすると、女性ファンのハートをがっちりゲットしたりするのだろう。・・と、アニメ版のシュバルツを見て思った。
実を言うと上山的には、このキャラでギャル人気を取ろうなどとはまったく思いもよらなかったのである。

 見ていただければ分かるとおり、この二人に関しては上山の原案と完成版のキャラクターはずいぶん違うものになっている。
誤解の無いように言っておくが、俺的には自分のキャラクターがアニメでの登場に際して違うものになることに対して不満はないし、むしろ当然のことだと理解している。
むしろ自分の思いもよらないキャラの一面を引き出してもらえたりしたら、それは掛け値無しにありがたいことである。
良いところは漫画の方にもインスパイアさせていただこうとも考えているので、どんどんやっちゃって下さい。

 まあそれにしても、シュバルツがマサルさんの声でしゃべるほど若々しいキャラになるとは、意外でした(笑)。

(99年11月)

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