台湾ブックフェア

 まずは本来の仕事である、台湾ブックフェア(国際書籍見本市)での仕事について。
ご存じの人も多いと思うけど、向こうでは日本の漫画が非常にたくさん翻訳・出版されており、それも海賊版ではなくきちんと日本の出版社と契約を結んだ正規のものが近年の主流になっています。
そんなわけで今回のブックフェアには何人もの日本の漫画家が招待されており、俺もその一人というわけ。#ちなみに俺以外にはあだち充や高橋留美子が招待されていたりした。コロコロからの代表がほんとに俺なんかで良かったのか?とも思うのだが・・。まあいいか、呼ばれたから来たわけだし。

 フェアが開かれたのは、世界貿易中心(センター?)という、日本で言えばビッグサイトみたいな見本市会場。一般書籍と漫画は別の建物で開かれてました。要するに、一緒にしたら入りきらないんですな。実際漫画ブースはコミケかここは、ってくらいの人混みで足の踏み場もなかったです。


むこうで用意された色紙(WHFで使った日本のものより作りが豪華)にサインする上山。台湾のいたいけな少年少女の前では善人を装う。なんせ机の上の名札には上山道郎老師って書いてあるし。

 台湾のファンは日本のホビーフェアの客層より平均年齢が高かった。つうか、なんかディープな感じのファンが多かったっす。まあ、単行本を購入した人に限定して色紙が配布されたという事情もあったとは思うのだが。なかには一人で3冊買ったヤツまでいる始末。そんなに買ってどうする
 ともあれサイン会は盛況のうちに終えることができて、わざわざ台湾に招待してもらった分は働けました。と思う。

 ここで台湾の漫画事情についてちょっと補足。
会場に来る前に台湾の漫画喫茶(そういう感じの店があるのだ)に寄ってみたのだが、蔵書の多くはやはり日本製の漫画。ジャンルは幅広く、日本でも滅多に見かけないようなもの(俺のガイラとか)も棚に並んでましたが、やはり日本で人気のあるものが、台湾でも同じように受けているようでした。手塚治虫作品は専用の棚があったりとか。
 個人的にそこで見つけて一番衝撃を受けたのが、サイバーフォーミュラー0のフィルムコミック!!もちろん日本ではそんなものつくられてません。どうやら香港でつくられた物が台湾にも入ってきている、ということらしい。むこうでは、サイバーのOVAシリーズがケーブルテレビなどで放映されて人気があるらしいのだ。このフィルムコミック、是が非でもゲットせねばと思って古本屋などを探したのだが、結局見つけることはできなかった。残念。次こそは必ず。

 話は前後するが、ブックフェアの会場の一室でテレビの取材も受けました。今度開局する衛星放送専門のテレビ局だそうで、漫画のことを主に採り上げる番組をつくるらしい。インタビューをしてきた人はむこうの漫画評論家。そんな職業がもう台湾では成立するのだ。
質問の内容も、ちゃんと中身を読んでる人しかできないつっこんだ物が多くて、台湾、侮りがたし。

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